これ以上の企画にはそうそう巡り会えない。「殿堂入り」というカテゴリーを設けることにする。
2位「特別展 典雅と奇想 明末清初の中国名画展」
中国絵画というと宋・元と思い込んでいたが、蒙を拓かれた展覧会。江戸絵画、特に文人画は明清絵画の直接的影響を受けていることがよくわかった。コラボしていた静嘉堂文庫の「あこがれの明清絵画」も良かったが、泉屋博古館の気合の入り方は尋常ではなかった。中国絵画の見方を変えようという気概を感じた。図録を一般書籍として刊行したのも、そういうことだろう。文句なし、殿堂入り。
3位「海北友松」
今年の鑑賞数は18。今年は20は見たい。