【殿堂入り】【コンサート】バッハ・コレギウム・ジャパン 三大宗教曲を聴くⅠ マタイ受難曲(夜公演)

新型コロナ流行による緊急事態宣言により、ほとんどのコンサートが中止になる中、4月公演だったものがようやく8月になって開催された。

 

BCJマタイ受難曲は、昨年度にオルガンを新調した際に聴いていたので今年は行く予定がなかったのだが、私はコンサートに飢えていたのと、BCJの活動を支援したいとの思いから足を運ぶこととした。

 

コロナ対策のための市松模様の座席配置がとてもゆったりとしており、ストレスなく曲に没頭できた。これは本当に素晴らしい。

 

また、BCJの公演はほとんどの場合、ソリストが外国人だが、今回は入国できずに全て日本人。こちらの精神状態にもよるのかもしれないが、日本人ソリストの歌声も大変素晴らしいと感じた。世界の一流ソリストと比べたらやや遜色があるのかもしれないが、今後も日本人ソリストを起用し続けて日本人の、特に若手ソリストを育てていって欲しいと思った。

 

このような時であるからこそバッハの音楽は必要であるとの思いを強くした。